ORIGINAL SOURCE & CREDITS tokyoweekender.com
Japanese Translation by comyv MYCO
MIYAVIの大きな愛たち世界的に有名なアーティストが、彼の音楽への、家族への、人道支援活動への愛について、ウィークエンダーに話してくれた。
多くの才能を持つアーティストであるMIYAVIは、すでに印象的である彼の履歴書に肩書きの追加を続けている。
すでに洗練されたミュージシャンであり、俳優であり(2014年のアンジョリーナ・ジョリー監督作品“UNBROKEN”での彼をおぼえていますか?)、そして現在彼はUNHCR親善大使(という肩書き)をリストに加えた---2017年11月、彼はこの名誉を授与された最初の日本人となった。
3月から始まるツアーで日本に戻る前の現在、LAでのレコーディングで忙しい中、彼は立て続けの会議の合間でウィークエンダーとのスカイプチャットに時間を割いてくれた。
言葉が彼に何を意味し、絶え間なく変化するこの世界で価値があることについて、今月は我々の心に愛をもって、彼の頭脳を選んだ。
「あなたにとって愛という言葉の意味は?」
それは人生、命です。創作をしているミュージシャンとして、現在はUNHCR親善大使として、自分の創作したものに深い意味を見出そうとしているからです。
国境や言語の違い、異なる色や肌を超えて人々を結びつける---それは音楽の美しさとパワーです。それは僕の音楽での使命です。それもまた愛の一部です。
僕はいつも言っていることがあって、“音楽は世界を変えることはできない、あるいは未来を音楽で変えることはできない、でも音楽は人々を変えることができる、そして人々は世界を変えることができる”
僕の音楽を通して正しい行いをすることが僕の役割であり、それをやり続けることは僕にとって意味があり、重要なことです。
僕がステージで演奏している時、大勢の観客の中に紛争や戦争はなく、人々はただ音楽を楽しんでいます。彼らは結束しています。僕はいつも愛を感じます---それが人々をつなぐものです。それが僕の音楽でやっていることであり、それが僕が愛と思うものです。
また、僕には家族がいます。パートナーに出逢い、そして子供たちに出逢いました。それは僕の人生の旅です。僕は彼らを探していました。
僕は本当に信じていることがあって---あなたのパートナーは以前あなたの一部であり、あなたたちは1つの魂でした。あなたが肉体的に生まれたとき魂は分離し、それからあなたの人生の旅の中で再びあなたの魂と出逢うのです。それが僕の愛です。
また愛について、僕がタイ行った際(MIYAVIは2017年3月、そこでミャンマーからのカレン難民と会っている)の興味深い話があります。
僕はそこで仏教の僧侶と会いました。彼は自身が所有する村での有力な僧侶です。タイの王様でさえ彼から学ぶためにそこへ訪れています。
僕は彼に愛について尋ねたかったのです。なぜならとても好奇心を持っていたから。そして彼に尋ねました。“愛とはなんですか?” “あなたはなぜ結婚しないのですか?”とも。彼は答えました。“もし私が結婚をしたら、私は私の家族を、他の愛する人々以上に愛し始めるでしょう”
それはとても興味深い答えでした。家族を持つ事は良いことだけれど、彼は僧侶になるためにその道を犠牲にしています---彼はそれが他の人々に対して公平ではないと感じているのです。それは僕にとって衝撃的な答えでした。
「あなたが親善大使の地位を授与されたとき、どう感じましたか?」
とても光栄に思いました。その日の朝、僕は近くの神社へ行って、泣きました。
大使の役目を受け取ることはまた、僕のモチベーションをより高めました。なぜなら僕がしていることはまだ同じですから。
僕は自分の能力を使いますが---演技、音楽、情熱---大使になることは、より多くの献身と決意を必要とします。なので振り返ることはありません。僕は前に進み続けなければなりません。
そしてエンターテイメント文化が、違った切り口で影響を与える力を持っている理由---それは政治家にはできない部分、活動家にさえできない部分です。ミュージシャンだからこそ担える部分であり、それが僕がより責任を感じる理由です。
エンターテイメント業界と人道支援のイメージは異なるけれど、別々のものではないからです。
僕らがもっとクールに行えば、より多くの人々が“かっこいい”と気づくでしょうし、若い世代も僕らの活動に関わりたくなるでしょう。
僕はロックスターとしてUNHCR親善大使になるなんて、想像さえしませんでした。僕はアンジーに会うまではUNHCRさえ知らなかったんです。僕は彼女に触発されました。でもいま、それは僕にとってクールなこと---子供たちとアコースティックギターを弾く、それは僕が未来をロックすることです。子供たちは僕らの希望であり、未来ですから。
「難民の子どもを導くためには人々がどのような最善の援助をすることができると思いますか?」
2015年、レバノンの難民キャンプで、僕は30人から40人の子供たち1人1人にギターのコードの弾き方を教えていました。
しかしそのセッションの中盤で何人かの子供たちが喧嘩を始め、何人かが血を流し始めたんです。大人たちは彼らを払いのけ、“ただ喧嘩してるだけだよ”と言いましたが、もし彼らが正しい教育を受けなければ彼らが将来戦争や紛争を起こし得る、それが今彼らが難民である原因でもある、と感じました。
僕には、彼らを導くこと、特に哲学的に他人と共有する方法やコミュニケーションする方法、協力しあう方法を彼らに教えることが本当に重要だと思っています。
「あなたの子供達についてはどうですか?」
僕には2人の娘がいて僕はいつも彼女たちの中に自分自身を見ています。また、彼女たちから学んでもいます。
でも私は彼女たちをサポートする間は、彼女たちが自立できるよう教育しなければなりません。もし僕の娘たちが僕のようになりたいなら、それは素晴らしいことです。僕は彼女たちが僕よりも優れていると確信しています!
同様にそれも僕の責任です。僕の子供たちのためだけでなく、次世代の子供たち全員のために、世界はより良くならないといけません。彼らは僕らの未来です。
「あなたは難民キャンプ訪問で他に何を学びましたか?」
まず、彼らの強さ。彼らは僕たちよりも強いです。彼らの両親が働くことができず、子供たちを守ることさえできないのはもどかしいです。子供たちは働いていて、学校に行く代わりに生き残るために野菜を育てています。
UNHCRの仕事でさえ、ただ包帯で出血を止めようとしているようなものです。あなたは出血を止めていますが、これは根本的な解決策ではありません。あなたは(例えば)ウイルスや、彼らの国々での紛争などの根本的な問題を倒す必要があります。
これらは天災ではなく、人災です。
「ボランティアをしたいけれどどこから始めればいいのかわからない人々へアドバイスはありますか?」
僕はギターで人々を励ますことで、コミュニケーションをとる方法を見つけ、関わり方を見つけました。
僕は難民危機についてのなんの知識も経験もなかったので怖かったけれど、ギターを抱えてそこに行った時、子供たちは夢中になりました。彼らの目がキラキラ輝いたんです。
現在僕は難民キャンプへ行きます。そしてみんなそれぞれが、それぞれ自分の役割を持っている。僕らは人間の鎖を作るんです。
僕が目撃したことを彼らに伝えて、彼らはそれを受け取る。彼らは彼らの分野において仕事をする---僕らは様々な世界で働いていますが、同じ使命を持っています。僕らはこれらの活動についての情報や、彼らのメッセージを日本の人々にも同様に拡散したいと思っています。
日本と全世界の架け橋になることが僕の使命です。
「あなたのこれからの予定は?」
僕らはパリに戻り、その後ニューヨークへ行き、国連本部にてソニータ・アリザデと演奏します。
彼女はアフガニスタンの女性ラッパーで、彼女の母親は以前、彼女を児童婚として9,000ドルで売ろうとしました。僕のトラックの1つに彼女をフィーチャーします。それはクールですよ。
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