Thursday 22 October 2015

[日本語訳] MIYAVI X HUFFPOST UK INTERVIEW 23.09.2015

MIYAVIが最も知られているのは、恐らく、アンジェリーナジョリーが監督した映画「Unbroken」で演じた、サディスティックな看守、渡邊睦裕役であろう。しかし、彼は、とても独特なスタイルを持った「キラー」ギタリストでもある。
MIYAVIは、30ヶ国で250を超えるライブを行い、レニークラヴィッツのオープニングアクトをつとめた経験も持っている。
今回、そんなMIYAVIに、彼のタトゥーやヘッドバンギングから、子供の事、Unbrokenでの役についてなど、話を聞く事ができた。

Q Unbrokenでのあの役は、あなた自身を「broken(壊す)」した事と思いますが、撮影が終わってから、その経験を受け入れるまでにどのくらいかかりましたか?
M ほぼ1年くらいかかりました。この役を演じる事は、本当に大きな責任のある事でした。撮影のプロセスはとても厳しいものでしたが、でもとても価値のあることでした。とても多くのことを学びました。

Q アンジェリーナジョリーは、あなたを渡邊役にキャスティングした時、渡邊とは全く正反対の性格の人を探していたと言っていました。しかし、人間は誰しもダークサイド(隠れた闇の部分)を持っているとのだと思います。あなたもそうですか?
M どうでしょうか。。僕も完璧ではありません。でも人間として、一旦他人と自分とを比較することをやめられれば、人生はそこからまた新しくスタートできるように思います。良い物を創り出す、そのためにベストを尽くしていますし、人生に苦しんでいる人たちを自分の音楽で助けてあげられるのであれば、それはとても嬉しいことですね。

Q 以前、エレンの部屋に出演した際、すごく緊張したと言っていましたが、でも実際にはとても落ち着いて自信を持って出演していましたね。まだ英語でのインタビューの時は緊張しますか?随分楽になりましたか?
M 何とかこなせるようになると思います!あなた自身が俳優として大きな映画に出演し、レッドカーペットで全部日本語でインタビューを受けると想像してみてください。。(笑)

Q ギタリストとして、あなたのテクニックはとても面白いと思いますが、私のブログの読者の中には楽器を演奏しない人たちもいます。他の人に対して、あなたのスタイルをどう説明しますか?
M 弦をスラップして演奏するのは、日本の伝統楽器である「三味線」からインスピレーションを受けています。三味線の持つ情熱がとても好きでしたし、日本人のギタリストとして、独特な表現方法を見つけたかったんです。マーカス・ミラーやラリー・グラハム、ルイス・ジョンソンといったベースのプレイヤー達からもたくさん影響を受けました。「サムライギタリスト」と呼ばれるのは好きです。でも、あなたのことを殺す訳ではないですよ!ただ、ギターを使って揺さぶる(感動させる)んです。

Q あなたのギターはどんな風に張られているんですか?一番下の弦が特別に重いんですか?もしくは比較的普通どおりに調弦されているんですか?(訳が正しくないかもしれません)
M 以前は13-64を使っていましたが、今は11-52で、弦を詰まらせるように全体を落としています。(訳が正しくないかもしれません)

Q ライブではあなたとドラマーの二人だけでやっていますね。どうしてそういう必要最低限な形を選んだんですか?
M リズム、コード、進行とより自由にできますし、何より費用が少なくて済むんです!

Q この数年たくさんの日本の音楽をカバーしてきたんですが、日本の音楽自体が正当に認められてきていることが嬉しいんですが、あなたも気づいていましたか?そのことについてはどう思いますか?
M どうでしょうか。。音楽は実にグローバルな言語であり、どんな文化の違いも超えるものです。なので、(日本の音楽が認められてきているということに関して)とても嬉しく思いますね。
 
Q コラボレートしたいアーティストはいますか?いる場合、その理由は?
M サム・スミス、ザ・ウィークエンド、ジャネール・モネイ、ジョン・レジェンドなど、とても素晴らしい独特な声を持ったアーティスト達ですね。
Q お子さん達は、才能あるミュージシャンを両親に持ってラッキーですね!音楽の面においてはどんな成長を見せていますか?
M 子供達もギターをスラップしていますし、朝から頭を振っています!
Q ファンからの質問なんですが、10年後あなたはどこにいたいと思いますか?と。
M とてもいい質問ですね。戦争という同じ過ちを繰り返していなければ、宇宙でファンのみんなとロックしているんじゃないかと思います!
 
Q ミュージシャンや俳優、サッカー選手になれなかったら何をしていたと思いますか?
M 多分ヨーロッパを拠点に「サムライドリブラー」として今インタビューを受けていたでしょうね!(爆笑)
 
Q 最後に、20年前に戻ってその時の自分に会ったとしたら、どんなアドバイスが必要だと思いますか?
M そのまま進め、ですかね。そして、あんまりタトゥーを入れすぎるなと!映画の撮影の時、毎朝タトゥーをカバーするのは結構辛いんです。
以上

Original Interview in English : huffingtonpostuk BY Colin Mcquistan
Photos by Brantley Gutierrez, Yusuke Okada
Translated in Japanese by comiyaviww Staff MIKI
Italian Translation: @ comyvitalianfanclub

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なお「不屈の男 アンブロークン」は、2016年2月に東京のシアター・イメージフォーラムほかで順次公開される **

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